終盤の強さで20連勝決める 藤井聡太四段、謙虚に「僥倖です」

将棋・棋王戦
澤田真吾六段を破り20連勝を決める藤井聡太四段=2日午後、大阪市福島区の関西将棋会館

 20連勝を成し遂げた最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)。大阪市福島区の関西将棋会館で2日、行われた棋王戦の予選決勝の相手は実力派の澤田真吾六段(25)で、簡単な戦いではなかった。自身の持つデビュー後の公式戦連勝記録を「20」の大台に乗せた勝負を決めたのは、やはり終盤の強さだった。

 対局は同一局面が4回現れた時点で無勝負となる千日手が成立した。藤井四段にとって公式戦初だったの展開となった。休憩を挟んだ後の指し直し局は午後0時40分に始まった。将棋は形勢が揺れ動く難しい局面が続く。しかし、最後は持ち味の鋭い終盤力を発揮し、午後8時27分、大熱戦を制した。

 これで渡辺明棋王(33)への挑戦者を決める決勝トーナメントに進出した。

 藤井四段は対局後、「今日は全体的に苦しい将棋で、20連勝できたのは僥倖としか言いようがない。ここまでこれて、うれしいです」。

 一方、敗れた澤田六段。今期の王位戦で挑戦者決定戦に進出するなど、好調を維持していた。藤井四段の連勝を止められなかった澤田六段は「藤井四段が強いのは分かっていた。自分の実力不足です」とうつむいた。