顔はいかついけど…優しい大山 新人サイン会に虎番ホッコリ

虎のソナタ
大山は早速ファンサービスに励む。大したルーキーや…感心、感心!

 1月10日は「110番の日」でした。トラ番新里公章は、坂本誠志郎捕手が兵庫県警で「一日通信指令官」を務めたのを取材しております。

 「兵庫県内で1日に約1400件の110番通報があるそうです。でも、そのうちのかなりの数が緊急を要する通報ではないそうで」

 「運転免許の更新で聞きたいことがある」といった内容のほか、中には「競馬で負けた!! なんとかしてくれ」などという電話もかかってきて、このために緊急に助けを求める電話が通じにくくなったりするらしい。

 “坂本指令官”は、キャッチャーらしく冷静に「通常の警察への相談事は『♯9110』へダイヤルしてください」と呼びかけておりました。

 「各警察署への一般回線のほかに『#9110』もあるということを初めて知りました。他にもクイズ形式でいろんな話が紹介されて。110番は最初は全国一律ではなく、兵庫や大阪は1110番、名古屋は118番だったそうです。勉強になりました」

 その新里が坂本の取材を終えて、新人合同自主トレを取材中の先輩西垣戸理大を手伝うため鳴尾浜へ駆けつけると、球場の入り口でファンに囲まれました。

 「選手じゃないことがわかってすぐに離れていかれましたけど、オフの平日でも阪神ファンはやっぱりアツいですね」

 しかし、到着して1時間ほどすると“本物”の行列ができて、今度は西垣戸が目を丸くしています。

 「トレーニングが終わって、広報の二神さんが『サイン会をやりますので(取材を)少し待ってください』と言うので、最初は球団の指示なのかなと思っていたんです。ところが、大山選手の方から言いだしたと聞いて」

 合同自主トレ中に新人がサイン会というだけでも阪神では異例のことなのに、大山の方からの発案と聞いてトラ番たちもビックリしたのです。

 「でも、去年からチーム全体がそうなっていますからね。鳴尾浜では掛布2軍監督が『お客さんの目が若手を育ててくれるんだ』とおっしゃって、平日は300人、休日には600人にサインしてきましたし、秋季キャンプでは金本監督も最後の日曜日(11月13日)にスタンドでサイン会をしています。あの日は、子供たちを外野に招き入れての選手のサイン会も開催されましたから」

 新里と西垣戸の話に、キャップ阿部祐亮も「金本監督もファンとの距離を近づけていきたいという考えだからな。それに、大山はやさしい子だから」とうなずいております。

 金本監督が高知・安芸市営球場で即席サイン会を開催したのと同じ11月13日、大山は東日本大震災の被災地、宮城・登米市を2年連続で慰問に訪れていました。

 「自分の方からどんどん地元の人の輪の中に入っていってました。年配の方に積極的に話しかけて、お年寄りからも声をかけられて。顔は、金本監督に似ていかついですけど、本当にいい子なんですよ」

 寒波襲来で、11日からはしばらく最高気温が2桁に届かないそうですが、トラ番たちはこの日、みんなホッコリしておりました。(サンケイスポーツ)