マンション違法増築、兵庫・西宮でも 池田と同じ建築主、6階建てを7階建てに 市は確認怠る

 

 兵庫県西宮市内のマンションが建築確認の申請時には6階建てとされていながら、無断で7階建てに増築されていたことが18日、市への取材で分かった。市は平成26年4月に建築基準法違反に当たる可能性を把握していたが、指導を怠っていた。建築主は大阪府池田市のマンションでも同様の増築を行っていたという。

 西宮市建築指導課によると、マンションは同市甲東園の「マテリアル甲東園」。建築主の男性は23年7月、6階建て約20部屋のマンションとして、同県尼崎市の民間の指定検査機関に建築確認を申請。24年2月に検査済証の交付を受けたが、その後7階部分を増築したという。増築により、敷地面積に対する延べ床面積の割合を示す容積率が上限を超えているという。

 同課は26年4月、無断増築を指摘する匿名の投書から問題を把握。同年6月に男性に改修状況を正確に伝えるよう求める文書を送ったが、返答はなかった。同課は「確認や指導を継続すべきだった」とした上で、「建物の現状を確認し、違反が確認されれば是正措置命令も検討する」としている。