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【聖火リレー つなぐ想い】体調万全 田んぼの中でも走る

2度目の東京五輪聖火リレーに向けて意気込む三遊亭小遊三さん=東京・隼町の国立演芸場(渡辺浩撮影)
2度目の東京五輪聖火リレーに向けて意気込む三遊亭小遊三さん=東京・隼町の国立演芸場(渡辺浩撮影)

山梨 前回の東京五輪に続き2度目 三遊亭小遊三さん(74)

 「あたしゃ、田んぼの中でも走りますよ」。開口一番、そう話した。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長だった森喜朗氏が、2月に自民党の会合で「(新型コロナウイルス対策で)人気タレントは人が集まらないところで走ったらいい。誰かが、田んぼで走ったら一番いいんじゃないか(と言っていた)」と発言したことへの皮肉だ。

 「でもね、辞退はしませんよ。聖火ランナーを2回できる人はなかなかいませんからね。延期になっても選んでもらって光栄です」

 高校3年で卓球部主将だった昭和39年、故郷・山梨県大月市の猿橋を渡り、聖火をつないだ。「あのとき、あたしが途中で走るのをやめてたら、前の東京五輪はなかったんですから」と笑う。

 高度成長真っただ中。聖火リレーだからといって家族は仕事を休んで見に来ることはなかった。「姉がご褒美に五輪の記念硬貨をくれたんですけどね、落語家になるため家出したときに売っちゃいました。お姉さんごめんなさい」

 聖火ランナーだったことは高座のネタにもしている。「聖火ランナーには条件がありまして。運動部の主将っていうのが第一。それから、学力優秀、品行方正、もう一つは顔がいいこと」。どっと笑いが起こる。

 レギュラー出演している日本テレビの演芸番組「笑点」で4年前、「日月火水木金土のうち2つを使って、この1週間の体験を発表してください」というお題が出た。

 「東京五輪のことを思い出してました。聖“火”ランナーに選ばれ大“月”を走ったこと」と答えた。司会の春風亭昇太さんから「次回も走ってもらいたいですね」と言われ、「まあ、命があれば」と答えていた。見事に選ばれ、体調は万全だ。

 今回は大月ではなく、笛吹市・山梨市のコースを駆け抜ける。もちろん、ルートに田んぼの中はない。

 (渡辺浩)

三遊亭小遊三(さんゆうてい・こゆうざ)】 本名・天野幸夫。昭和22年、山梨県大月市出身。明治大在学中の43年に三遊亭遊三に弟子入り。遊吉となり、48年に二ツ目に昇進して小遊三に改名。58年に真打ちに昇進し、「笑点」の大喜利メンバーに。落語芸術協会の副会長を務め、現在は参事。

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