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脳梗塞でリハビリの男性 聖火リレー代替措置に安堵

 病に見舞われたのは、大手家電メーカーの営業部長だった約3年半前。商談を終えた直後、左手がいうことを利かなくなった。15分ほどするとろれつも回らなくなり、立っていられないほどに。脳梗塞だった。

 目が覚めたのは病室だった。左手を握ろうと力を入れても、ピクリとも動かない。「あかんやん…」。定年まであと半年。残された仕事をやり遂げることはかなわなくなった。

 厳しいリハビリの末、半年後に退院。つえをついて歩けるようになったが、悔しさはぬぐえなかった。聖火ランナーの募集を知ったのはそんなとき。「何か一つでも全うしたい」。迷いなく手を挙げた。

 一昨年冬にランナーに内定してからは、ほぼ毎日を練習にあてた。ただ左半身に筋力がないため、フォームが固まらない。数カ月前までは80メートルを走るのがやっとだった。「それでも、走りきる」。トーチを手に力走する自身の雄姿を思い浮かべ、前だけを向いた。

 「病気などの困難から回復していきたいという気持ちは、きっと東北の被災者も同じ。ゴールを目指す姿は復興五輪というテーマに重なる」。山本さんはそう信じている。

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