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【Go Forward 負けずに、前へ がんばれ!パラスポーツ】新型コロナ禍で工夫凝らす練習

 しかし、目標がなくなったわけではない。小学校などでの体験会や講演も大切にしている西崎は、コロナ禍のいまは相互に理解を深め、支え合う「心のバリアフリー」実現に向けた好機ともとらえている。「社会の絆をより深められるとき。互いに気づき合い、成長しあえる時間になると思っている」。困難を乗り越えた先に、必ず目標とする「東京」が待っている。

【プロフィル】西崎哲男

 にしざき・てつお 1977年4月26日、奈良県生まれ。2001年に交通事故で脊髄を損傷して車いす生活になった。車いす陸上から転向し、13年秋にパラ・パワーリフティングを始める。19年世界選手権54キロ級8位。49キロ、54キロ級で日本記録を持つ。

■知的障害スイマーに連盟が自宅メニュー

 新型コロナウイルスの影響でパラ競泳界では、3月の東京パラ代表選考会を兼ねた春季記録会に続き、5月22日開幕予定だったジャパンパラ大会も中止になった。日本知的障害者水泳連盟の新井静運営委員長は「競技会へ向けてひたすらに練習を積んでいた選手たちは、すごいショックを受けていた」と打ち明ける。

 3月半ばから、大半の選手が水中練習を行えていない。昨年のパラ競泳世界選手権男子100メートル平泳ぎを世界新で制し、東京大会代表に内定した山口尚秀(四国ガス)も影響を受けている一人だが、新井氏は「(山口には)応援してくれる人のために頑張るという熱い部分がある」と指摘。こうしたモチベーションを来夏までどう維持していくかが課題だ。

 同連盟では、選手たちの精神面のフォローとケアが不可欠とした上で、現在は強化指定選手約40人に、バランスボールやチューブを使って自宅でできる体幹トレーニングのメニューをメールで送信。合宿などで行ってきた動作を中心に、写真などを使って分かりやすく作成しており、保護者らもトレーニングをサポートしているという。

 そのかいあって連盟には「自宅でトレーニングを頑張っています」という声も届いているが、新井氏は「選手たちは水の中が一番生き生きとしている。プールに入れる日を待っている」と話している。

 1年延期された東京パラリンピックに向け前を向き、出場を目指すパラアスリートたちを応援する特集紙面を「Go Forward 負けずに、前へ がんばれ!パラスポーツ」と題して随時掲載していきます。

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