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【Go Forward 負けずに、前へ がんばれ!パラスポーツ】新型コロナ禍で工夫凝らす練習

バーベルを背に笑みを浮かべる西崎。東京大会出場を目指す
バーベルを背に笑みを浮かべる西崎。東京大会出場を目指す
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■心のバリアフリー実現へ好機

 □パラ・パワーリフティング・西崎哲男

 一気にバーベルを持ち上げるその瞬間は、会場中が息をのむほどの迫力だ。パラ・パワーリフティングで日本記録を持つ西崎哲男(乃村工芸社)は、東京大会で「喜びと感動を多くの人と共有したい」と強く抱いている。

 在宅勤務の今、自宅の限られたスペースでしか肉体を鍛えることができない。それでも目標を見据え、自重トレーニングやチューブを使った体幹強化に励む日々。最近では、約1メートルの木の棒に9歳の娘(体重約25キロ)をぶら下げて行うベンチプレスを考案し、「子供と一緒に体を鍛えられる時間をつくれるのは、外出自粛ならでは」とあくまでも前向きだ。

 高校時代はレスリング部。23歳のときに交通事故で脊髄を損傷し、両脚が不自由になった。当初は車いす陸上でパラリンピック出場を目指したが、かなわず、13年に東京パラ開催が決まったことを受けて競技転向。わずか3カ月で54キロ級の日本記録を樹立した。14年11月には日本オリンピック委員会の就職支援制度「アスナビ」を通じて、乃村工芸社に入社。練習環境も整い、競技により一層、打ち込めるようになった。だが、期待を背負った16年リオデジャネイロ大会は「記録なし」。支援に応えたいという思いが強かっただけに「悔しさしかなかった」。

 20年東京大会はまさに雪辱を期す舞台だった。昨年9月に思い切って49キロ級に階級を変更して臨んだ2月の全日本国際招待選手権を制し、特別試技では135・5キロの日本記録もマークした。東京大会の延期は、成果を実感した直後のことだった。

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