PR

東京五輪 東京五輪

モスクワ五輪ボイコット40年 JOCの苦い経験、問われる存在

1984年8月、ロス五輪の柔道無差別級で金メダルを獲得し、表彰台で笑顔の山下泰裕さん。右は2位のラシュワン選手(共同)
1984年8月、ロス五輪の柔道無差別級で金メダルを獲得し、表彰台で笑顔の山下泰裕さん。右は2位のラシュワン選手(共同)
その他の写真を見る(2/2枚)

 ■経済的な自立掲げ

 JOCが89年に日本体協から独立したのは、政治に翻弄された苦い経験を繰り返さないためだ。初代会長に西武鉄道グループトップの堤義明氏が就き、経済的な自立を掲げての船出だった。それから30年あまりたち、現在はモスクワの悲劇を経験した山下泰裕氏が会長を務めている。

 スポーツ界はJOC独立当時に思い描いた姿になれているだろうか。2000年以降、選手強化の拠点施設が次々と国費で建った。東京五輪招致の決定を機に、スポーツの「国策化」はさらに加速している。

 19年度には国からの選手強化費が初めて100億円を突破。国への依存は増すばかりで、自主財源だけでは強化がままならない。新型コロナウイルスの感染拡大を受けての延期決定に際しても、JOCは議論の輪に加われなかった。

 トップ選手への注目度は依然として高いものの、JOCを頂点とするスポーツ界の存在意義が改めて問われている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

東京五輪2020まであと

ランキング

ブランドコンテンツ