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「逆境にめげない」「複雑な心境」 被災地、聖火到着に期待と不安

特別輸送機で到着した東京五輪の聖火を手にする組織委の森喜朗会長(左から3人目)。左隣は柔道男子の野村忠宏、右隣はレスリング女子の吉田沙保里。右から2人目はJOCの山下泰裕会長=20日午前、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地(酒巻俊介撮影)
特別輸送機で到着した東京五輪の聖火を手にする組織委の森喜朗会長(左から3人目)。左隣は柔道男子の野村忠宏、右隣はレスリング女子の吉田沙保里。右から2人目はJOCの山下泰裕会長=20日午前、宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地(酒巻俊介撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大で混乱が続く中、東日本大震災の被災地に20日、東京五輪の聖火が到着した。間もなく迎える聖火リレーに、被災地の関係者の間では期待と不安が交錯している。

 福島県では、全国の先陣を切る形で26日から聖火リレーが始まる。聖火リレーのグランドスタートの舞台、Jヴィレッジ(同県楢葉町、広野町)の副社長、上田栄治さん(66)は「逆境にめげず、オリンピックをやるという機運を盛り上げることが大事」と力を込める。

 日本サッカー協会理事で元なでしこジャパン監督でもある上田さんは「聖火リレーが(逆境が続く)スポーツ界にとっても『新型コロナウイルスに負けずにやっていくんだ』という始まりになれば」と期待を寄せ、「聖火リレーでは福島の人々、自然、復興状況などが映し出される。聖火が走ることで風評払拭につながる」と意義を強調した。

 一方、宮城県では宮城スタジアム(同県利府町)で男女サッカーが計10試合行われる。県サッカー協会の竹鼻純専務理事(71)は聖火の到着に「いよいよだなという思い」と期待に胸を膨らませる一方で、新型コロナウイルスの感染が拡大している現状について「われわれの力が及ばないところなので、複雑な心境」と本音を明かした。

 同県岩沼市で震災時に市長を務め、前回の1964年東京五輪に続き、今回も聖火ランナーとして同市内の被災地を走る井口経明さん(74)は「予定通り進められればいいのだが…」と不安を隠さない。

 ただ、井口さんは震災に思いをはせ、「震災の風化が進む中、被災地の復興を世界にみてもらうことは意義深い。本番への機運を聖火リレーで高めたい」と意気込んだ。

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