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ボッチャ東京パラ代表・広瀬隆喜(35)「精度向上が鍵、最高の結果を」

脳性まひ(BC2)1次リーグ ボールを投げる広瀬隆喜=豊田市総合体育館
脳性まひ(BC2)1次リーグ ボールを投げる広瀬隆喜=豊田市総合体育館

 平成28年9月のリオデジャネイロ・パラリンピック。チーム(脳性まひ)の主力メンバーとして出場し、銀メダルを獲得した。決勝で前大会金メダルのタイに敗れはしたが、同競技では日本勢初のメダル獲得という快挙だった。

 ボッチャは、カーリングに似たスポーツで、相手と赤や青のボールを6個ずつ投げてはじき合い、ジャックボールと呼ばれる目標球にどれだけ近づけられるかを競う。投げるボールの重さは275±12グラムと幅があり、表面や中身の素材も自由と、障害の程度や戦術によって変えることができる。団体戦では試合時間が1時間に及ぶこともあり、集中力や分析力が必要とされるスポーツだ。

 先天性の脳性まひで、四肢にまひがある。小学校は普通学校に通ったが、中学から千葉県立袖ケ浦養護学校へ。体育の授業では、さまざまな競技に挑戦する機会があった。ビームライフルや陸上競技も経験したが、高校3年生の夏に初出場した日本選手権で好成績を収め、ボッチャの魅力にのめり込んだ。

 高校卒業後は千葉県富津市の授産施設で働きながら、土日を中心に週2、3回のペースで競技を続けてきたが、リオから帰国後に生活を一変。現在の西尾レントオールに所属を変え、ボッチャ中心の生活に切り替えた。

 さらに自身を総合的にサポートしてくれる「チーム広瀬」を結成。体力強化や栄養、食事の専門家、練習相手になる別のクラスの選手など、約10人で東京大会出場を目指してきた。

 自身の強みであるパワーを高めるため、平成29年以降は、体力強化に力を入れ、食事やトレーニングを見直した。「服のサイズが一回り大きくなった」と話す。

 また、以前は1試合に3種類のボールを使っていたが、よりパフォーマンスを安定させられるよう、全て同じ重さのラム皮製のボールを投げる方針に変えた。「体力はできている。ただ、ミスをどうゼロにしていくか。精度が鍵になると思う」と語る。

 昨年12月、愛知県豊田市で行われた日本選手権の個人戦(脳性まひBC2クラス)では、ともにリオ大会のチーム銀に貢献したライバルの杉村英孝を破って優勝。東京大会出場が内定した。

 「皆さんのサポートが自分の力になっている。感謝の気持ちを持ちながら日々、練習している」。日本ボッチャ界のエースは「東京大会まであと8カ月。最高の結果で終わりたい」と力強く抱負を語った。

(橘川玲奈)

    ◇

 ひろせ・たかゆき 昭和59年生まれ、千葉県君津市出身。千葉県立袖ケ浦養護学校(現千葉県立袖ケ浦特別支援学校)卒。西尾レントオール所属。北京、ロンドン、リオデジャネイロとパラリンピック3大会に連続出場し、リオ大会のチーム(脳性まひ)で銀メダルを獲得。昨年12月の日本選手権大会では脳性まひBC2クラスで優勝を果たした。2020年東京パラリンピック代表。

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