PR

東京五輪 東京五輪

【オリパラ奮闘記】国立競技場ドラマ 第2章の幕開け

東京五輪の開会式の舞台となる国立競技場。7月24日、聖火が灯される(東京・渋谷のSHIBUYA SKYから、萩原悠久人撮影)
東京五輪の開会式の舞台となる国立競技場。7月24日、聖火が灯される(東京・渋谷のSHIBUYA SKYから、萩原悠久人撮影)

 あけましておめでとうございます。いよいよ2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催年となりました。13年にブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会でロゲ会長(当時)が「トーキョー」と発表してから8年目の年となります。

 話は変わりますが私自身、初めて最終回まで1度も欠かさずに見た(完走した)NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」も先月15日に放送を終了しました。本当に時がたつのは早いものです。

 今回は、その「いだてん」の最終回の中心でもあり、先月竣工(しゅんこう)式を終えたばかりの「国立競技場」に関するエピソードをお話ししたいと思います。

 旧国立競技場は1964年の東京オリンピックのメインスタジアムでした。仕事柄、旧国立競技場に定期的に行く機会がありました。建物自体は老朽化していましたが、古いながらに選手が利用したロッカー室やウオーミングアップの走路、多くのVIPが利用したであろう貴賓室など、とても趣があり、思いをはせてその場にいるだけで幸せな気持ちになりました。

 2014年5月31日に開催された旧国立競技場のファイナルイベントにも参加させていただきました。フィナーレを飾る夜空にあがる花火を見ながら涙を流したことを覚えています。

 そのような思いから、旧国立競技場が解体される際に、管理・運営を担っている日本スポーツ振興センターに、後世に引き継いでいく趣旨から、国立競技場の一部を提供いただけないか相談しました。結果、陸上競技トラックとスタンドの椅子の一部を譲り受けることになりました。一部といっても陸上競技トラックはかなりの大きさで、大型重機とトラックを使って運び出しました。現在その陸上競技トラックの一部とスタンドの椅子は、当社の研究開発の心臓部であるアシックススポーツ工学研究所のメインエントランスに展示されており、来場される方を静かに迎えています。

 私が旧国立競技場に関わったのは、56年の競技場の歴史の中でもほんのわずかな時間でしたが、一つひとつの記憶はしっかりと心に刻まれています。新しい国立競技場もまた、今後広く国民や世界中の方から親しみを持って愛される“聖地”となることをファンの1人として切に願います。(君原嘉朗=アシックス2020東京オリンピック・パラリンピック室室長)

 きみはら・よしろう 昭和46年6月10日生まれ、福岡県出身。平成6年にアシックスに入社し、27年から現職。先月21日、イベント「国立競技場 ASICS FIRST RUN」を開催し、初めて国立競技場に入ることができました。人工的で巨大な建造物でありながら、多くの植栽や木材も多用されており、草木の香りが漂っていて幻想的で不思議な感覚になりました。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

東京五輪2020まであと

ランキング

ブランドコンテンツ