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一発勝負のMGC、瀬古リーダー「貴重な体験」 残り1枠

東京五輪マラソン代表の選考方法
東京五輪マラソン代表の選考方法
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 これまでのように条件の異なる複数の選考レースの結果を、日本陸連内で比較する方式でなく、「一発勝負」で初めて行われた五輪代表選考レース、MGC。男女上位2人が自動的に代表に決まるだけに、選手たちはフィニッシュした直後、明暗さまざまの表情を見せた。

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「絶対に負けられない緊張感の中で走れることは、選手にとって貴重な体験。成長するのでは」と語り、尾県貢専務理事は「(選考が)すっきりした点は高く評価できる。今後、そのままの形でできるとは思わないが、この要素をどう継承していくか検討していきたい」と述べた。

 猛暑が予想される東京五輪をテストできた意義も大きい。五輪のマラソンは女子が8月2日、男子は同月9日。スタートはいずれも午前6時だ。暑さに強い選手を見極めるため、今大会は五輪本番に近い環境になるよう日時が設定され、男女とも気温はスタート時が26度台、優勝者のフィニッシュ時は29度前後で、湿度は60~61%となった。

 日本陸連の河野匡・長距離・マラソンディレクターによると、湿度や放射熱などを加味した「暑さ指数(WBGT)」は28~29度まで上昇。一般的には激しい運動や持久走を避けるレベルで、東京五輪とほぼ同程度の環境とみられる。レース中、各選手は体に水を掛けたり、保冷剤を握るなど暑熱対策を工夫し、五輪とほぼ同じコースで男女とも優勝タイムは、自己記録からの落ち込みが比較的少なかった。河野ディレクターは「暑さを想定した中では評価できる内容だった」と分析。早期代表決定のメリットを生かすためにも、今回のデータを活用していく。

 代表は残り1枠。こちらも選考基準は明確で、男女各3大会の「ファイナルチャレンジ」で設定記録を突破した最速選手が選ばれる。該当者がいなければ今大会3位の大迫傑と小原怜が選出される。男子の設定記録は2時間5分49秒で日本新記録に相当し、簡単に出せるタイムではない。女子は2時間22分22秒と、男子に比べればハードルは低く、再挑戦をめぐって選手の駆け引きもありそうだ。

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