PR

東京五輪 東京五輪

中村、驚異のスパートで勝利 「自信あった」 MGC

【MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)】男子 優勝した中村匠吾=15日、東京・明治神宮外苑(桐山弘太撮影)
【MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)】男子 優勝した中村匠吾=15日、東京・明治神宮外苑(桐山弘太撮影)

 残り3キロ、集団から中村が一気に前に出た。「ここで行っても最後まで持つ自信があった」。かぶっていた帽子を投げ捨て、心のギアを入れ直す。大迫に並ばれ掛けると気迫のスパート。東京五輪につながる優勝のフィニッシュテープを切った。

 「4強」を押しのけたのは、関係者が「おとなしく無口だが、芯が強い」と評する26歳。暑さ、重圧、上り坂と三重苦のラスト2・195キロを、6分18秒という驚異的なタイムで駆け抜けた所に強さが凝縮されていた。

 中村は富士通に入った後も母校・駒大の大八木弘明監督に指導を仰いできた。当初は、大学と所属先の先輩である元日本記録保持者の藤田敦史氏のメニューを参考にしたが、そのタフな練習をこなすことができなかった。そこで師弟は量から質へと方針を転換。インターバル走をうまく組み合わせるなど、中村の持ち味であるスピードを殺さず、マラソンで戦える体を作り込んできた。

 今大会に向けては7月下旬に左膝を痛めるなど練習できない期間があったという。しかし逆に疲労が蓄積せず、動きにはキレがあった。

 発汗量が少なく、夏場でも移動の車内のエアコンを「寒い」と言って嫌う。暑さにはめっぽう強い。「何年も掛けて準備してきて、ようやく東京五輪にたどり着いた。ここからが本当に大変になると思うので、しっかり準備したい」。来年8月9日の気温が上昇すれば上昇する程、期待は高まる。(宝田将志)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

東京五輪2020まであと

ランキング

ブランドコンテンツ