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「いつのまにか後ろが…」 MGC優勝の前田、自信の圧勝

MGC女子を制した前田穂南選手=15日、東京・明治神宮外苑(桐山弘太撮影)
MGC女子を制した前田穂南選手=15日、東京・明治神宮外苑(桐山弘太撮影)
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 「仕掛けたつもりはなかった。いつのまにか後ろの選手がいなくなっていました」。東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の女子を独走で制した前田穂南(天満屋)は、飄々と振り返った。15キロでペースを上げて先頭集団の数を減らすと、20キロで鈴木亜由子(日本郵政グループ)を振り切り後半は一人旅。鈴木を3分47秒も引き離す圧勝だった。

 166センチの長身を生かしたストライド走法ですっと前に出る。所属先の武冨豊監督は「無駄な動きが少ないので省エネ走法ができる」と早くから適性を見抜き、20歳で初マラソンを踏ませ、経験を積ませてきた。MGCに向けた練習も「百パーセントに近い内容」と武冨監督。レースでも自信がみなぎっていた。

 女子で最初にMGC出場権を獲得したのが前田だ。十分な調整期間があり、計画を立ててレースを走ってきた。2018年の大阪国際では、MGCでもライバルになった松田瑞生(ダイハツ)や安藤友香(ワコール)と一緒に走り、25キロで最初に仕掛けるレースを展開。「大阪国際でチャレンジできたことが自信につながっている」。昨年9月にはベルリンを走り、海外勢の強さも体感。その一つ一つが東京五輪を見据えたものだ。

 天満屋からは2大会ぶり5人目の五輪選手の誕生になる。大阪薫英女学院高時代は駅伝で補欠だった少女が、マラソンを走りたい一心で天満屋の門をたたいて5年目。「ずっと世界で戦いたい気持ちで走ってきた」。頬を赤らめながら話す表情には23歳と思えないあどけなさも残るが、向上心は人一倍だ。(丸山和郎)

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