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補欠から開花の前田穂南 母「バネになった」 MGC

優勝した前田穂南。最後の直線でサングラスを外した=15日、東京・明治神宮外苑(鈴木健児撮影)
優勝した前田穂南。最後の直線でサングラスを外した=15日、東京・明治神宮外苑(鈴木健児撮影)
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 「練習は順調にこなしてきた」。15日のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の女子で、レース前にそう自信をのぞかせていた前田穂南(23)は圧巻の走りでゴールテープを切った。「優勝を狙っていた。世界でしっかり戦えるように金メダル目指して練習に取り組みたい」と意気込んだ。

 強豪の大阪薫英女学院高出身。先輩には松田瑞生(24)がいて下級生らも実力者ぞろい。全国高校駅伝では、いつも補欠ばかりだったという。

 だが、天満屋に進み、花が開いた。「本人の努力に尽きる。練習に取り組む姿勢に安定感がある」。天満屋の武冨豊監督はそう語る。母の麻理さん(45)も「(高校時代の)メンバーは素晴らしく駅伝の補欠は仕方ない。ただ、そのことがバネになった」と力を込める。

 五輪代表になる“素質”は昔からあった。麻理さんによると、夏生まれで暑さに強く「熱い食べ物も平気で、たこ焼きを一口で食べてしまう」ほどだったという。一方、弟の翔斗さん(21)も「昔から負けず嫌いで一緒にゲームをしていても負けたくない感じだった」と語る。

 家族によると、芯が強く緊張を表に出すようなこともなかったという。しかしこの日の運命のレース前には、麻理さんに「めっちゃ、緊張する」と携帯にメッセージが届いた。麻理さんは「本当に緊張を強いられていたんだな」と語る。

 それでも、家族らの声援を受け、最後まで冷静な走りで五輪代表を決めた。武冨監督は「やらせすぎると壊れる可能性がある。どういう風につくっていくかこれから頭が痛い」と苦笑いを浮かべた。(斎藤有美)

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