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活性化と明確な選考実現 陸連、MGCに「お家芸」復活懸ける

 
 

 かつて日本マラソン界には栄光の時代があった。男子は1964年東京五輪で円谷幸吉が銅メダルを獲得し、女子では2000年シドニー五輪の高橋尚子、04年アテネ五輪の野口みずきが連続で金メダルに輝いた。しかし、直近の五輪3大会では12年ロンドンの中本健太郎(安川電機)の6位が男女を通じて唯一の入賞と精彩を欠いている。

 復活を期し、日本陸連が20年東京五輪に向けて考案したのが「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」。国内で初めて実現する「一発勝負」の代表選考会だった。選考過程で結果を出すべき“関門”を増やすことで、地元五輪の重圧の中でも力を発揮できる「調整力」と「安定感」を見極めるのが狙い。早期からマラソンに取り組まねばならなくなり、多くの若手が積極的に挑戦し、駅伝重視の流れに風穴を空けたことで、男子は日本記録更新にもつながった。

 選考が明確化された意義も大きい。従来は気象条件やコースの異なる複数のレース結果を比較して選出してきたが、微妙な裁定が議論を呼ぶことが少なくなかった。MGCでは結果によって代表が自動的に決まり、現場からは「分かりやすい」との声があがる。

 日本陸連はMGCについて「東京五輪限定」との姿勢だ。瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「東京五輪で日本のお家芸であるマラソンでメダルを取らせたい。東京五輪で結果が出なかったら、20年以降はない」と語っている。(宝田将志)

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