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東京五輪、暑さ対策で課題続々 氷風呂用意「奇策」も

 開催まで1年を切った2020年東京五輪・パラリンピックに向けて今夏に行われたテスト大会で、懸案の暑さ対策の課題が続々と上がっている。有効な対応策がない中、13日にはカヌー(スプリント)のテスト大会で人工雪を降らし、15日のマラソンの大会では氷入りの水風呂を用意するという“奇策”が浮上。マラソンコースの路面温度を下げるため整備を進めている遮熱性舗装については「効果がない」との研究結果も出た。果たして「猛暑の大会」を乗り切れるのか。(天野健作、田中徹)

■最大の悩み

 「耐えられない」。ボート競技のテスト大会が行われた「海の森水上競技場」(東京都臨海部)で8月初旬、観客が不満の声を上げた。競技場には日差しを遮る木々などがなく、費用削減のため競技場の屋根を半分にした経緯がある。ミストシャワー(噴霧器)が用意され、観客に冷却剤も配布されたが、「あまり効かない。直射日光が強すぎる」とつぶやく男性も。

 同じ競技場で今月13日に行われるカヌー競技のテスト大会で、大会組織委員会は屋根のない部分に降雪機を置き、競技の合間に数分間、約1トンの人工雪を降らすことを決めた。組織委幹部は「過去の五輪では記憶にない。空間の冷却効果を検証したい」と話す。

 気象庁によると今夏、五輪が行われる7月24日~8月9日の東京都心の最高気温は全て30度を超え、8月は軒並み35度を超過。昨年は観測史上初めて最高気温が40度を超えている。2016年リオデジャネイロ大会では、同時期の平均最高気温は27度程度、2012年ロンドン大会では24度程度。東京の猛暑対策は大会の最大の悩みだ。

■かち割り氷も

 暑さ対策が必要とされるのは選手だけではない。約1千万人と見込まれる観客に加え、約11万人が活躍するボランティアにも備えが必要だ。

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