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武道館に飛び交う片言の日本語「ジュウドウ」が世界で愛される証明

【世界柔道2019】開幕した世界柔道選手権東京大会=25日、日本武道館(桐山弘太撮影)
【世界柔道2019】開幕した世界柔道選手権東京大会=25日、日本武道館(桐山弘太撮影)

 東京・日本武道館で行われているパーク24グループ・プレゼンツ・2019世界柔道選手権東京大会は140カ国以上の選手が出場し、応援席からはさまざまな国の言語やアクセントのある日本語が飛び交い、熱気に包まれている。出場選手には日本にルーツを持つ者も多く、柔道の母国で開催される来年の五輪本番の様子をほうふつさせる。それは「ジュウドウ」が世界各国で愛されている証明でもある。

アクセントのある「イッポン!」

 大会初日から応援席で目立つのはイスラエルの応援団だ。近年、強化が進み各階級で若手選手が躍進している。自国選手が登場すると、国旗を振りながら畳に向かって大声援を送り、勝利を後押しする。

 アゼルバイジャンとイスラエルの選手の対戦の時は、大柄な男性たちが審判の判定をめぐって大声でほえまくった。相手選手が消極的な戦いぶりを見せたときは「シドウ、シドウ、シドウ」と審判に「指導」を取るよう求め、自国選手が投げ飛ばされて微妙な判定のときは「ノー、イッポン、ノー、イッポン」と一本負けにならないよう叫んだ。

 隣に外国人観戦客が座っても、片言の柔道用語で通じ合える。会場はさながら世界の人々が一堂に会する国際社会の縮図のようだ。こうした応援模様は連日、1回戦が始まる午前中から決勝が終わる夜まで繰り広げられている。

塗り変わる世界の柔道強国地図

 報道陣も世界各国から訪れており、記者席は常に満席の状態だ。メダリストが登場する記者会見場では英語だけでなく、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、モンゴル語などの通訳が用意されている。旧ソ連圏のアゼルバイジャン、ジョージアなどの国々はロシア語が通じるため、選手の言葉はまずロシア語通訳が英語に直して、さらに日本語への翻訳が行われている。

 女子52キロ級では、阿部詩(うた)選手のライバルで、リオデジャネイロ五輪金メダリストのマイリンダ・ケルメンディがコソボ出身。コソボ出身の選手は各階級でも勝ち進んでおり、柔道強国の世界地図が刻々と塗り替えられているのが分かる。

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