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阿部、兄妹メダル 日本柔道の将来担う「顔」

女子52キロ級で二連覇を達成した阿部詩=26日、日本武道館(桐山弘太撮影)
女子52キロ級で二連覇を達成した阿部詩=26日、日本武道館(桐山弘太撮影)
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幼少時代、神戸で柔の道に入った兄と妹はやがて、日本柔道界の将来を担う「顔」になった。パーク24グループ・プレゼンツ・2019世界柔道選手権東京大会は大会第2日の26日、男子66キロ級に阿部一二三(ひふみ)(日体大)、女子52キロ級に妹の詩(うた)(同)が登場。兄は銅メダル、妹は金メダルに輝いた。日本武道館にはそれぞれの恩師がかけつけ、東京五輪ダブル優勝の期待が高まる2人の成長を見守った。

 兄妹は幼い頃、神戸市兵庫区の柔道教室「兵庫少年こだま会」に通い、畳と柔道着に慣れ親しんだ。

 神戸から駆けつけた監督の高田幸博さんは、泣き虫で体も細かった一二三の小学生時代を思い出す。しかし、「真面目で上達のための努力を惜しまなかった」という。

 一二三は中学時代に才能が開花し、全国大会を2連覇。高校時代には、講道館杯のシニア大会で史上最年少優勝を果たすなど、スター街道を歩んだ。「今でも帰省したときに道場に顔を見せてくれる。1人のファンとして応援している」と高田さん。準決勝で惜敗したが、意地の銅メダルを獲得。恩師は気迫あふれる姿に賛辞を惜しまなかった。

 一方、妹の詩を指導した夙川(しゅくがわ)学院(兵庫県)の監督、松本純一郎さんも会場から、まな弟子の試合運びに目を見張った。準決勝ではリオデジャネイロ五輪金の女王、マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)の壁を乗り越え、決勝では見事な一本勝ち。「低い姿勢で投げることがとてもうまくなった」とうなった。

 詩は兄にくっついて、5歳から柔道を習い始めた。天真爛漫(てんしんらんまん)で駄々をこねることもしばしば。しかし、試合では表情が一変。相手から何度も一本を奪った。

 夙川学院に入ると、世界のレベルに追いつくため、松本さんは「どこをつかんでも技を掛けられるようになれ」と指導したという。

 今月、里帰りした詩の練習に付き合った。組み合ってみて「力強くなっていて驚いた。気力、体力ともに充実していて絶好調という感じだった」と松本さん。世界選手権2連覇となったものの「まずは(五輪の)切符をつかむまで、しっかり頑張ってほしい」とエールを送った。

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