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【東京へ】柔道男子100キロ級のウルフ・アロン(下) けが・敗戦…全てを糧に

世界選手権男子100キロ級3位決定戦でロシアのルハグバスレン(左)に敗れたウルフ・アロン=2018年9月25日、バクー(共同)
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 2017年12月。母校・東海大での稽古中の出来事だった。柔道男子100キロ級のウルフ・アロン(了徳寺学園職)が内股をかけたとき、左膝で「パキッ」と音がした。「関節が鳴ったかな」。深刻に考えることなく、乱取りを続け、練習後は自転車をこぎ、途中で外食も済ませて帰宅した。

 状況が暗転したのは翌朝だ。目覚めると、左膝が動かず、激痛でベッドから立ち上がることもできなかった。何とか足を引きずるようにしてタクシーで病院へ。検査の結果、半月板が損傷していたことが判明した。

 年が明けた18年1月に手術を余儀なくされた。予定していた国際大会をキャンセル。世界選手権の代表選考会を兼ねた4月の全日本選抜体重別選手権も欠場が決まった。

 とにかく必死だった。3月下旬からスクワットを始め、落ちた筋力を一から鍛え直した。リハビリ中から上半身の筋力アップにも取り組み、ベンチプレスはこれまでより10キロ重い180キロを持ち上げられるようになった。ケガ予防を心がけ、股関節のストレッチにも重点を置いた。

 全日本柔道連盟の強化委員会は実績を考慮してウルフを2年連続で世界選手権代表に選出した。

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