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更地→五輪の顔へ…新国立競技場を定点観測65回

工事開始直後の様子。クレーン車が多く集まっている=平成29年1月6日(東洋学園大学提供)
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 開幕まで2年を切った2020年東京五輪・パラリンピック。各競技会場の建設が進む中、東洋学園大(文京区)の学生らが、メーンスタジアムとなる新国立競技場(新宿区)を定点観測する写真を撮り続けている。平成28年に開始した撮影はこれまで65回を数えた。本番に向けて刻々と変わりゆく姿に学生らは「五輪に自分たちも参加できている」と実感している。(久保まりな)

 渋谷区千駄ケ谷にある出版社「河出書房新社」の屋上。ここには2週間に1回、東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部現代都市文化ゼミ(泰松(やすまつ)範行教授)の3年生が交代で訪れる。周辺の建物や道路などを目印にスマートフォンを構え、真向かいの新国立競技場を撮影する。

 同大学による「新国立競技場建設定点観測プロジェクト」は、工事開始前の平成28年5月にスタート。同学部の荻野博司・特任教授が、「五輪に関わる機会をつくり、学生たちにその感動だったり驚きだったりを感じてもらいたい」と始めた。

 4年生から3年生にバトンをつなぎながら、現在は泰松教授の3年のゼミ生12人が担当している。

 プロジェクト開始から、これまでに行った定点観測は65回に上る。記録した写真からは、更地だった場所に徐々にクレーン車が現れ、外壁ができあがる過程が見て取れる。競技場はこの夏に全体の4割が出来上がり、当初、学生らが目印にしていた東京スカイツリー(墨田区)も見えなくなるほどになった。

 同ゼミの山崎紗代子さん(23)は、「間近に見る機会はこれまでなかったが、変わっていく姿にワクワクします」。李尚承(サンツン)さん(21)も、「五輪の歴史に携われている気がする」と前向きだ。

 競技場は来年11月の完成を目指している。大学では完成まで観測を続ける方針。泰松教授は、学生には、自分たちが五輪にどのように関われるのかを考えさせたいとし、「単なる『パラパラ漫画』で終わらせず、東京の街が五輪に向けてどう変わっていくのかも見ていきたい」と話す。

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