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【いざ東京へ】「打倒中国の秘策とは」 卓球元全日本女子監督・近藤欽司さんに聞く

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 石川に策を伝授

 代表監督時代、近藤さんは14歳だった石川を世界選手権に抜擢(ばってき)し、早くから経験を積ませた成果は2012年ロンドン五輪、団体銀メダルなどに表れている。

 本書ではその石川にまつわる秘話も紹介。2016年世界選手権で強豪ドイツ選手に第1ステージで負けた石川から、「攻撃の仕方が分からない」とテレビ解説をしていた近藤さんに電話があった。解説をしながらスコアをつけていた近藤さんはドイツ選手の弱点を見抜き、石川に伝授。石川は準々決勝で同じ選手にリベンジを果たした。

 伊藤は小学生のとき、「カデット」というクラスの監督として指導。昨年アジア選手権を制した平野も中学生のとき、JOCエリートアカデミー監督として指導した。五輪代表に近い3人はすべて近藤さんが育成にかかわってきた。

 近藤さんは7月から、東京ドームに隣接する黄色いビルで一般向けに卓球の指導を始めているが、五輪の代表候補らに近藤さんの指導が直接伝わらないのが残念だ。

 東京五輪まで2年を切った。必勝の策はあるのだろうか。「それは中国を驚かせるような新しい戦術しかない。選手と指導者が一丸となってスペシャルな技術を編み出すことに尽きる」と語った。

 それ以外のヒントは「本に書いてあります」。「得失点は、取る・取られる・与える・もらうという4つのケースがある」「相手に精神的ショックを与える狙いボール作戦」…。すぐに練習に応用できる内容が盛りだくさんだ。できれば、日本選手だけに読んでほしい一冊だ。(編集委員 大家俊夫)

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