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五輪聖火台に炎の土器を 新潟、国へ要望

 日本で初めて発掘された「火焔土器」=新潟県長岡市の馬高縄文館
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 2020年東京五輪・パラリンピックで聖火台に縄文時代の火焔型土器のデザインを採用してもらうよう目指し、多く出土する新潟県などの関係自治体が国への働き掛けを進めている。1964年の新潟国体ではメイン会場の炬火台に採用された実績も持つデザイン。担当者は「縄文文化を世界に向けて発信する絶好の機会だ」と意気込む。

 火焔型土器は炎が燃え上がっているような造形を特徴とし、約5千年前の縄文時代中期に作られた。焦げた痕跡が多く見られ、食べ物の煮炊き用として日常的に使われたと考えられている。新潟県は日本初の出土地として深い縁を持つ。

 五輪の聖火台にデザインを採用するよう15年から国に要望を重ねてきたのは「信濃川火焔街道連携協議会」。火焔型土器が多く出土する信濃川流域の5市1町が縄文文化を地域振興につなげる目的で参加する。9月13日には「縄文人の暮らしや美意識は、世界に誇れる日本独特の文化」との要望書を、地元の各首長に花角英世知事も加わった連名で文部科学相宛てに提出した。

 同協議会の担当者は「前向きに受け止めてもらった。開閉会式の演出チームに情報を共有してほしい」と手応えを感じている。

 縄文文化への関心の広がりも後押ししそうだ。日本で初めて発掘された「火焔土器」を展示する長岡市馬高縄文館にはここ数年、若い女性や海外からの来館者が増えているという。

 同館の野水宏美専門員(37)は「考古学的ではなく、美術的な視点で縄文文化を捉える人が増えたように思う」と分析。「自然と共生してきた縄文文化には多くの人を引き付ける魅力がある。五輪をきっかけに、世界中の人に注目してもらえればうれしい」と期待を寄せる。

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