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【セーリング】最先端のデータ分析技術で競技力向上 観戦者にも分かりやすく

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 2020年東京五輪で注目されるセーリングは、先端技術の勝負でもある。以前なら陸地から判別しづらかった船の動きや順位、風向きなどが、今ではインターネット上で瞬時に把握できる。観客は観戦をより楽しむことができるだけでなく、選手が練習時に活用することで、競技力向上にもつながっている。

 8月の世界選手権では女子470級で吉田愛、吉岡美帆組(ベネッセ)が優勝し、セーリングへの期待度は高まっている。東京五輪のテスト大会を兼ねて9月9日から16日まで行われたワールドカップ(W杯)江の島大会では、最新のデータ分析技術が採用された。

 協力したのはソフトウエア会社「SAP」。全出場艇に搭載された衛星利用測位システム(GPS)の端末やレース海域全体に設置された風センサーからデータを取得。リアルタイムの位置情報や順位、風向きなど、さまざまなレース関連の情報を提供した。

 セーリングは近代五輪の幕開けとなる1896年のアテネ五輪から正式種目(当時はヨット)に採用されている。ただ、同大会では天候不良のため中止となり、1900年のパリ大会から実施された。

 観客は以前、船を見送り、順位が記された紙が張り出されるまで、結果が分からなかった。関係者によると、2000年前後にはヘリコプターなどから撮影した映像が競技会場に流されるようになったという。近年では、より詳細なレース展開の情報が得られるようになり、観客の楽しみ方が変わってきた。

 次の風向きや相手の出方など、一歩先を読んで船を操縦する技術が求められる。レースのデータは残るため、選手は試合後、操舵(そうだ)記録や航行距離、ライバルとの比較などを分析できる。

 2000年シドニー五輪代表の浜崎栄一郎さんは「最後は経験に裏付けされた勘が頼り。データでその勘を裏付けてもらうことで、レベルアップが図れる」と話す。

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