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【オリンピズム 道 東京へ】スランプ脱出へ導き出した答えとは  水面舞う“蝶”池江璃花子(3)

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 「緊張したけど、スタートラインに立った瞬間、やる気が湧き上がってきた」

 レース後のこの言葉に、計り知れない強さを感じたのは母・美由紀さんだ。「この心があれば、いつかは自分の目標に届く選手になってくれるはず。頼もしいな」

 ところが、大舞台でリレーを含む7種目12レースを泳ぎ切った五輪後、思わぬ悪夢に襲われる。心にぽっかり穴があいたように、練習に身が入らなくなったのだ。じわり体をむしばむ脱力感…。東京五輪のメダル候補として騒がれ、練習以外でも多忙になった。十分な休養が取れないことで、右肩に痛みも発症した。

 リオ五輪翌年の世界選手権ブダペスト大会100メートルバタフライで、主要国際大会初のメダルに挑んだものの、6位に沈む。「こんなに練習しないと、結果に出るんだ」。現地まで応援にきてくれた家族の前で泣き崩れた。

 かつて、日本代表の萩野公介を指導する平井伯昌監督に助言を求めた際、「試合や練習で逃げてはいけない」と諭されたことがある。今の自分は何を求め、何が必要なのか-。追い詰められ、ギリギリの精神状態の中、自身の心に問いかけ続けた。

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