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【東京五輪・パラリンピックと大学】東京大会を学びと成長の場に ボランティアと未来の共生社会について 駒澤大が「学長課外講座」 

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【東京五輪・パラリンピックと大学】
東京大会を学びと成長の場に ボランティアと未来の共生社会について 駒澤大が「学長課外講座」 

パネリストの吉田沙保里氏 パネリストの吉田沙保里氏

 --パラリンピックから学べることがあると思うが、駒澤大学の大学教育としてどのように取り組んでいくのか

 長谷部学長 大学の大きな課題は多様性と調和。多様性をいかに調和し、包括するか。これは駒澤大学だけでなく大学教育の重要な課題になっています。オリンピック、パラリンピックは大学のそのような課題に対して、大きなインパクトを与えるチャンスだと思っています。

 共生社会が大事だと言っても、テキストや机の上ではピンときません。ボランティアとして参加することによって実感として確認することが大事。そういう意味で課題教育、現場教育の一環に位置づけています。

 --最後に共生社会、ボランティアについて一言を

 吉田氏 本当に、アスリートとして選手としては、生で見ていただきたい。応援していただけたら、うれしい。現在、障害のある方々には多少、不便な点があると思うが、2020年東京オリンピック・パラリンピックを機会に住みやすい街になってくれたらいいなと思います。

 小池知事 平昌パラリンピックで、ボランティアの大学生の活動を見ました。駅前で車いすの人がタクシーからおりる際に車いすを降ろすのを手伝う作業をしていました。ボランティアとパラリンピックの合わせ技という形で、ボランティアの務めを楽しみ、微笑みながらやってほしい。

 それからバリアフリーの街づくりをぜひ進めていきたい。段差をなくすハード面のバリアフリー、情報や心のバリアフリーを前に進めたい。もう1つ、フリーでいうと、スモークフリーな大会にしたいと思う。ホストシティー東京として受動喫煙防止対策の条例の骨子案を示した。バリアフリーとスモークフリーの両方が進められるようにしていきたいです。

 --学長、学生に期待すること、駒澤大学として一緒にやっていこうということがあれば

 長谷部学長 ゲストの話は本当に刺激、モチベーションになったのではないかと思います。いい人材として育ってもらうためにはまず、学生には自発性を持ってもらう。そしてその自発的な意志を責任が伴った主体的なものに変えてほしい。ボランティアに従事することで『学ばせてもらうんだ』という意識をぜひ醸成してほしい。そのような形で世に出てくれれば、きっと共生社会の有意な人材になると思います。

 --本日は、ありがとうございました。

よしだ・さおり レスリング選手・指導者。アテネ、北京、ロンドンの五輪でレスリング3連覇。2016年リオデジャネイロ五輪で銀メダル。五輪と世界選手権を通じた世界大会で男女を通じて史上最多の16連覇を達成した。

なかはた・きよし 駒澤大学からプロ野球・巨人に入団。強打の一塁手として活躍した。アテネ五輪の野球では、長嶋茂雄監督が病気で倒れた後、監督代行として銅メダルに導いた。平成24~27年、プロ野球、横浜DeNAベイスターズ監督。

駒澤大学 1882(明治15)年に開校された私大。現在は約15500人が7学部、8大学院研究科で学ぶ。全ての学部が世田谷区の駒沢キャンパスにある。長谷部八朗学長。仏教宗派の一つである曹洞宗が、禅の実践と仏教の研究、漢学の振興を目的として1592(文禄元)年に駿河台吉祥寺内に創設された「学林」(学寮)を起源とする。体育会系のクラブの多くは全国レベルで知られ、陸上競技部や硬式野球部、サッカー部などが盛ん。

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