【東京五輪】「今回の復興五輪も必ず成功」 海外の記者ら東日本大震災の被災地を取材 - 産経ニュース

【東京五輪】「今回の復興五輪も必ず成功」 海外の記者ら東日本大震災の被災地を取材

津波被害を受け、昨年1月に高台に移転した小学校で取材する海外メディアの記者ら=9日、宮城県東松島市(大竹直樹撮影)
高台に開校した被災地の小学校でしきりにシャッターを切る海外メディアのカメラマンら=9日、宮城県東松島市(大竹直樹撮影)
アスリートが学校に赴いて子供たちと一緒に学ぶ「スポーツ笑顔の教室」の様子を取材する海外メディアの記者ら=9日、宮城県東松島市(大竹直樹撮影)
被災地の児童や北京五輪のソフトボールで金メダルを獲得した馬渕智子選手に取材する海外メディアの記者ら=9日、宮城県東松島市(大竹直樹撮影)
 2020年東京五輪・パラリンピックを取材する海外メディアの記者ら24人が8日、東日本大震災の被災地を訪問し、復興に向けた各地の取り組みや、スポーツを通じた子供たちへの支援活動などを取材した。招致時から掲げる「復興五輪」の理念を改めてアピールするため東京都が取材ツアーを企画。フランスやスペイン、モンゴルなど13カ国から海外のメディア18社が参加した。
 外国人の記者らは、津波で被災し高台に移転した宮城県東松島市の宮野森小学校を訪れると、児童や関係者に「五輪が被災地の復興にどう影響すると思うか」などと熱心に質問。女川(おながわ)町では須田善明町長からまちづくりの説明を受けた後、復興の象徴となっているJR女川駅周辺の街並みなどを精力的に取材していた。
 前向きに立ち直ろうとしている被災者の姿に感動し、「復興五輪」という意味を再認識した記者も少なくなかった。国際オリンピック委員会(IOC)が開局した「五輪チャンネル」(スペイン)の編集責任者、スヴェン・マリア・ブッシュさん(52)は「あきらめずに再建しようとする人々の姿に感動した」と語り、「日本にとって1964年の東京五輪は経済発展のために重要だった。今回の復興五輪も日本にとって重要だ。半世紀前の五輪で成功したように、今回も必ず成功するだろう」と期待を寄せた。
 パキスタンの通信社記者、アブドゥル・ラヒムさん(49)は「実際に被災地を訪れ、被災者の勇気に触れることができたのは貴重な機会だった。彼らは世界の中でも非常に勇敢な人々だ」と話した。
 取材ツアーは9日も実施され、一行は福島県昭和村を訪れる。