サーフィン・大原洋人 日本人で初めて全米優勝 地元の海でメダル目指す

東京五輪
鋭いパフォーマンスで波に乗る大原

 2020年東京五輪には、追加種目として5競技18種目が導入される。若者の間で世界的にも人気が高いサーフィン、スケートボード、スポーツクライミングには有力選手も多く、活躍が期待されている。

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 地元の海でメダル目指す

 慣れ親しんできた海が、東京五輪の会場に選ばれた。千葉県一宮町出身の大原洋人(ひろと)は、地元開催に「サーフィンは生活の一部。地元の人も来るだろうし、ベストを尽くせる」と意気込む。

 8歳でサーフィンを始めた。2015年には、日本人で初めて全米オープンで優勝。21歳の若き「波乗りジャパン」は、東京五輪でメダル獲得が期待される有力候補の一人だ。

 身長162センチと小柄ながら、スピードや切れのある動きで、世界と戦っている。オフは「疲れを感じない方が良いパフォーマンスができる」と体力強化に重点を置き、大きな波に対する自信もつけた。今季はプロ最高峰の世界チャンピオンシップツアー(CT)の来季出場権を目指し、世界を転戦。9月に愛知県田原市で行われる世界選手権に相当するワールドゲームズの日本代表メンバーにも選出された。

 CTに出場中の五十嵐カノアが今年から国籍登録を米国から日本に変更し、日本代表として参戦する。強力なライバルの出現に「日本代表に上手な選手がいるのは良いこと」と高いレベルで切磋琢磨(せっさたくま)できる環境を歓迎する。

 2月の平昌五輪のスノーボードの男子ハーフパイプで、銀メダルを獲得した平野歩夢からも刺激を受けた。サーフィンと共通する「板を横向きに乗る」スポーツで、メダルを獲得した平野に、2年後の自身の姿を重ねた。「自分が『もし(五輪の場に)いたら』と想像したらドキドキした。よりいっそう楽しみになった」。五輪出場への思いは、ますます強くなった。(神田さやか)

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 【用語解説】サーフィン

 複数の選手が制限時間内に波乗りの技術を競い合う採点種目。スピードやパワー、技と技のつなぎなどが評価の対象となり、得点が高い2本の合計点で争う。東京五輪は男女各20人が出場し、日本には開催国枠として、男女各1枠が確保されている。