迫る決戦 元就が恐れた名将は…
1月から産経新聞と産経ニュースで連載されている武内涼さん(44)の歴史小説「厳島 ITSUKUSHIMA」はいよいよクライマックスである合戦へと差しかかろうとしています。知将・毛利元就(もうりもとなり)が、奇襲によって陶晴賢(すえはるかた)の大軍を安芸(あき)(広島県)の厳島(いつくしま)で破った厳島の戦いを題材にした戦国時代の物語。もう一人の主役である陶方の名将・弘中隆兼(ひろなかたかかね)の心情も精緻に描かれてきた、これまでのあらすじと読みどころを紹介します。