W杯最終予選へ貴重なセルビア戦 サッカー森保監督「成長につなげて」
日本サッカー協会は20日、5月下旬から6月中旬のワールドカップ(W杯)アジア2次予選と国際親善試合に臨む日本代表を発表した。
今回のメンバーで挑む日本代表の戦いは、W杯アジア最終予選を占う最後の活動となりそうだ。ミャンマー、タジキスタン、キルギスという残す2次予選の相手とは実力差が大きく、最終予選進出は確定的。強化に向けた重要度は、国際親善試合のジャマイカ戦とセルビア戦の方が高く、森保監督は「成長につなげてもらいたい」と期待する。
中でも欧州のセルビアとの対戦は貴重だ。率いるのは名古屋でJ1も制したストイコビッチ監督。日本サッカー協会の反町康治技術委員長は「日本の強みも弱みも熟知する」と警戒し、森保監督は「世界のトップ選手がいて力がある」と緊張感を漂わせる。
ジャマイカもW杯出場経験がある“カリブの雄”で侮れない。実力が拮抗し、勝ち点1つが命取りになりかねない最終予選に向けて最後となる見込みの活動で、確かな自信と手応えをつかみたい。(奥山次郎)