バレー男子代表・西田、骨に異常なし
バレーボール男子日本代表の中垣内祐一監督は9日、群馬県高崎市の高崎アリーナで行われた紅白戦後の会見で、8日の紅白戦で負傷したアタッカー西田有志(21)=ジェイテクト=が右足首捻挫と診断されたと明らかにした。エックス線検査の結果、骨に異常はなかったという。西田は今後精密検査を受けるが、指揮官は「これからのチーム活動にも帯同する」と話した。
左利きの西田は鋭いサーブと高い打点からのスパイクを武器に頭角を現し、代表ではセッター対角のレギュラーに定着。2019年ワールドカップ(W杯)ではベストサーバー賞に輝き、19~20年のVリーグでは所属するジェイテクトを初優勝に導いた。8日の紅白戦では第1セットでブロックに跳んで着地した際に負傷し、9日は会場入りしなかった。
紅白戦は2日間とも観客を入れて行われ、ともに約2000人が来場した。無観客だった2日の中国との国際親善試合で代表デビューしたリベロ小川智大(名古屋)は「とても新鮮で幸せ」と感謝を示した。チームは5月下旬からイタリアで始まるネーションズリーグに出場する。