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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】名馬の血統は100年前から脈々と

 実に百年ぶりだという。すごいことをやってのけたんだなあと思う。そう、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手である。

 彼は4月26日(日本時間27日)の対レンジャース戦に先発登板。なんと、本塁打数トップ(7本)の選手が先発登板するのは、1921年のベーブ・ルース以来、百年ぶりだというのだ。

 ベーブ・ルースは野球の神様と呼ばれた。大谷はエンゼルス(天使)の所属。神様と天使で、「ホント、よくできている」とアメリカの野球ファンは言っているらしい。

 今から百年前、競馬の世界はどんな感じだったのだろうと調べてみたら、日本ダービー(1932~)はまだやっていなかったし、天皇賞の前身である帝室御賞典(1923~)もまだ創設されていなかった。

 そうだと思い、『フランス競馬百年史』(ギイ・チボー著、真田昌彦訳/競馬国際交流協会)にあたってみたところ、百年前にあたる1921年のページに、こういう奇譚が紹介されていた。

 1921年6月25日のこと。仏ロンシャン競馬場でセーヌ・エ・マルヌ賞を同着ながらも勝ったプリマ号と、レテ賞を勝ったラフィネット号は、ともに自厩舎に帰らずにロンシャン競馬場の厩舎に宿泊。なんと、両馬とも翌日(6月26日)のレースに出て勝ってしまったーというのである。

 とくにラフィネット号のほうは、2日目に勝ったのが重賞のイスパーン賞だというのだから、タフな馬がいるものだなあと舌を巻くしかない。

 また、フランスでは1920年に凱旋門賞が創設されてコムラド号が優勝。翌1921年の第2回凱旋門賞は、クサール号(Ksar)が勝っている。クサール号は続く1922年の凱旋門賞も制した歴史的名馬。

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