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【サッカー通信】なでしこ“強者のもどかしさ” 親善試合、強化カギ握るマッチメーク

【日本-パナマ】前半 得点を決めた清水梨紗(右)=11日、国立競技場(川口良介撮影)
【日本-パナマ】前半 得点を決めた清水梨紗(右)=11日、国立競技場(川口良介撮影)
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 4月に約1年ぶりとなる国際試合実施に漕ぎ着けたサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」に難題が突き付けられた。新型コロナウイルスの影響で思うようなマッチメークができず、対戦できたのは力量がはるかに劣るパラグアイ、パナマ両代表。ともに7-0という大勝は当然の結果で、心配なのは実戦の強度不足。東京五輪までに3試合の国際親善試合を予定しており、日本サッカー協会は持ち前のマッチメーク力を発揮することが求められている。

 なでしことパラグアイ、パナマ両代表との実力差は明らかだった。両試合ともになでしこが相手をゴール前にくぎ付けにし、ピンチらしいピンチもない。海外の強豪に圧倒されがちなパワーやスピードで劣勢に立たされることもなく、国内の男子学生を相手にした方がより高い強度の実戦を経験できただろう。

 試合後に対戦相手の指揮官が残したコメントがすべてを物語っている。パラグアイのベニテス監督は「日本という大国と戦う試合が簡単ではないことは分かっていた」、パナマのキンタナ監督は「日本は私たちにとって遠く離れた手本になるような存在」と白旗を上げた。

 対戦時の国際サッカー連盟(FIFA)ランクはなでしこの10位に対し、パラグアイが47位でパナマが59位。一方、国際試合ならではの緊張感を持って戦うことはできた。エースの岩渕(アストンビラ)や司令塔の長谷川(ACミラン)といった海外組を招集して連係を深められた意義も大きい。それでも強化という観点で、物足りなさは否めなかった。

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、マッチメーク交渉は困難を極めている。高倉麻子監督の「大変な状況の中、遠い日本まで来てくれたパラグアイとパナマに感謝している。対戦可能な相手の中でベストの選択だった」という言葉に嘘はないが、強豪が集う欧米勢を念頭に「ヨーロッパから日本に来る、日本からヨーロッパへ行くというのは難しい」ともどかしさもにじませた。

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