PR

スポーツ スポーツ

体操種目別W杯完結せぬまま国内選考開幕 切り替える亀山耕平と米倉英信

 「このままでは代表選考にピークが合わなそうだったんで。あん馬などは練習した方が安定感が出ると思うんですけど、(瞬発系の)跳馬はあまり回数をかけられない。(跳びすぎて疲労が残ると)ベストのクオリティを出せないんです」

 東京五輪の1年延期はマイナスに捉えていない。昨年の春は福岡大から徳洲会に入ったばかりで、環境の変化に順応するのに時間が必要だった。社会人2年目の今春の方が断然、状態は良い。五輪はもちろん、10月に開催される世界選手権は北九州開催だ。福岡県出身者として燃える要素には事欠かない。

 亀山と米倉は種目別W杯の出場枠を争いながらも、同じ所属であるため、ずっと近くで練習してきた。ライバルの姿が常に目に入る環境は、さぞ気持ちが摩耗しそうだが、亀山は「仲間意識の方が強いんじゃないですかね」と軽く笑う。そして、自らについて、こう語った。

 「今は、W杯ルートの方は運が良ければ(出場権が)転がってくるくらいにしか考えていない。日本で勝つ方法を模索しながら、ここ1カ月くらいはやってきた。過去のことは流さないと、国内の大会に向かっていけないですから」

 コロナ禍によって、未来は深い霧の中だ。運命を恨んだところで何も始まらず、ただ目の前のことに集中して一歩一歩進んでいくしかない。心技体の本当の強さとは、こんな時に試されるのだろう。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ