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【東京五輪 開幕まで100日】体操金の卵、橋本大輝 世界最高難度 自分を信じて

順天堂大学で練習に臨む体操の橋本大輝=千葉県印西市(川口良介撮影)
順天堂大学で練習に臨む体操の橋本大輝=千葉県印西市(川口良介撮影)

 新型コロナウイルス禍で東京五輪が延期された1年は“若い芽たち”にとって急成長を遂げる期間となった。体操男子の橋本大輝(19)=順大=も今、その視界に団体総合と個人総合の金メダルを捉え始めている1人。14日で開幕まで100日。勝負の時が近付いてきた。(宝田将志)

 最初、橋本の頭に浮かんだのは抵抗感だった。

 「それは難しいんじゃないかな」

 全日本選手権を終えたばかりの昨年12月、順大の原田睦巳監督から「37点台を目指すか」と問われたときのことだ。話し合っていたのは、全6種目のDスコアの合計。つまり演技構成全体の難度についてだった。

 全日本のDスコアは35・8で、それでも得意のあん馬でミスが出て5位に終わっていた。橋本が狙う東京五輪の代表枠は4人。難度はそのままに、まずは演技の出来栄えを示すEスコアの方を伸ばすことを考えてもおかしくはない。

 だが、「自分を信じる」をモットーとする19歳は尻込みせず、チャレンジすることを選択した。結果、わずか1カ月ほどでDスコアを1点以上、上積みすることに成功してしまう。「そんなに苦労しなかったなという感じです」。16日から始まる五輪代表選考には37・1で臨む。「世界最高レベルであることは間違いない」(水鳥寿思強化本部長)という水準だ。

 内容を見ると、苦手だった平行棒を底上げし、床運動でG難度の「リ・ジョンソン(後方抱え込み2回宙返り3回ひねり)」を組み込む。そして注目は跳馬。「ロペス」(伸身カサマツ2回ひねり)に、さらに半ひねり加える「ヨネクラ」を習得した。跳馬のスペシャリストですら成功者が少ない最高難度の技で、164センチの身体が高く鋭く舞う跳躍は必見だ。

 3月以降の試合形式の練習では合計点88点台を連発し、89点台に乗せた日もあったという。19年世界選手権の個人総合優勝スコアはニキータ・ナゴルニー(ロシア)の88・772点。ライバルたちもこの2年間で成長して来るだろうが、良い勝負ができそうだ。

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