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【鬼筆のスポ魂】聞こえてきたラブコール 山口俊は原巨人の苦境救うか

 つまり、メジャー復帰を目指す山口の目前には、大きな壁が立ちはだかっている状況。一方の巨人も2年前、快く球団初のポスティングシステムで米国に送り出した山口の右腕を渇望する状況が生まれている。

 今季、リーグ3連覇を目指す巨人は開幕からいまひとつ調子に乗り切れない。メジャー挑戦を断念し、残留した絶対エースの菅野は3月26日にDeNAとの開幕戦(東京ドーム)に先発したが、6回3失点で球団新記録となる開幕戦5勝目は手にできなかった。その後、足の違和感を訴え、3月30日に出場選手登録を抹消。4月2日のヤクルト戦(東京ドーム)の先発を回避した。さらにDeNAからフリーエージェント(FA)で加入した井納翔一投手は開幕前に頭を鉄柵にぶつけ、患部を数針縫うアクシデントに見舞われ、移籍後初の先発登板だった3月31日の中日戦(バンテリンドーム)では5安打4失点で二回途中に降板し、即2軍落ち。7日のイースタン、ロッテ戦でも、7回6失点と復調の兆しは見えていない。

 先発投手陣に不安が生まれ、11試合消化した時点でのチーム防御率3・32はリーグ4位。さらに、丸佳浩、中島宏之、若林晃弘、ウィーラーの新型コロナウイルス感染が判明。チームスタッフら計10人が一時、隔離された。得点能力は著しく落ち、チーム打率2割1分6里(7日現在)はリーグ5位だ。

 シーズンは始まったばかりとはいえ、V3に暗雲…。そして、今季のトレードなどでの新規選手獲得期限は昨季のコロナ禍特別ルールだった9月下旬から、従来の7月31日に戻されている。時間的な猶予がない状況で、巨人のラブコールが強く聞こえてきた。後は山口が巨人復帰の決断を下すだけ…。2年前の3冠投手は夢を断ち切り、苦境の原監督を救うために日本に戻ってくるのだろうか。(特別記者)

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