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競泳の池江璃花子、2枚目五輪切符にも喜び控えめ 「もうちょっと出したかった」

競泳の日本選手権女子100メートル自由形で優勝し笑顔の池江璃花子。右は3位の五十嵐千尋=8日、東京アクアティクスセンター
競泳の日本選手権女子100メートル自由形で優勝し笑顔の池江璃花子。右は3位の五十嵐千尋=8日、東京アクアティクスセンター

 競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権第6日は8日、五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われ、女子100メートル自由形で白血病から復帰した20歳の池江璃花子(ルネサンス)が53秒98で優勝し、日本水連が定める400メートルリレーの選考基準をクリアして代表に決まった。池江は400メートルメドレーリレーに続く代表。

 女子100メートル自由形決勝に残った8人はいずれも代表経験者がそろった。その中で唯一の53秒台をマークしての優勝にも、池江の喜びは控えめだった。「もうちょっと(タイムを)出したかったなというのが正直なところ」。奇跡の王座奪還を果たした100メートルバタフライに続く2冠と2種目の五輪切符にも、浮かれることはなかった。

 堂々の試合運びだった。50メートルのターンまでは横一線。大きな泳ぎで75メートル付近からすっと抜け出すと、余裕をもってフィニッシュした。「あんまり納得できるレースではなかったけど、後半の粘りはしっかりできた」と淡々と振り返った。

 昨年3月にプール練習を再開してから、まだ1年あまり。6冠した2018年アジア大会では計13レースを泳ぐなど、タフさが売りだった池江も今は違う。「体力にも自信がなかったし、(予選、準決勝、決勝の)3本全力で行きすぎると決勝に響く」と判断した。7日の準決勝は「練習のつもり」で臨み、前半を抑え気味にして8日の決勝に余力を残した。

 このレースでは、上位4人が400メートルリレーの代表に決まった。東京五輪では開会式翌日に予選が組み込まれている。「初日の流れは日本チームにも大事だと思う。五輪は2回目。雰囲気も楽しみながら、自分がリレーのチームを引っ張って行けたらいい」。白血病から復活したヒロインには、すでに日本女子のエースとしての貫禄が出てきた。(川峯千尋)

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