NZ代表バレット、勝利もたらす サントリー全勝対決制す
ラグビーのトップリーグ第6節第1日は3日行われ、サントリーがクボタを下した。
注目の全勝対決でサントリーに勝利をもたらしたのはニュージーランド代表のバレットだった。同点で迎えた後半38分、相手陣での連続攻撃でSO田村からパスを受けると、相手防御の間をすり抜けるように突破してインゴールへ。決勝トライを挙げたスーパースターは「空いているスペースをしっかり狙った」と勝利を喜んだ。
後半途中にFBに入るまではSOとして攻撃を組み立てた。クボタの厳しいマークをものともせず、前半25分には右サイドから左サイドへのキックパスでFB尾崎のトライを演出。同37分にもペナルティーからの速攻で敵陣に蹴りこみ、尾崎のトライを引き出した。CTBの中村亮主将は「10番(SO)であれ、15番(FB)であれ、グラウンドにいるだけで頼もしく感じる。全てのスキルにおいてハイレベル」と全幅の信頼を寄せる。
一時は19点あったリードを追いつかれたのは反省材料だが、チームはこれで6連勝。「お互いを信じて我慢強くプレーすることがいまはできている」とバレット。大きな自信を手に、サントリーがレッド・カンファレンス最終戦を迎える。(橋本謙太郎)