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割り切ってツーシーム 三振捨てた智弁学園の小畠が2失点完投

【智弁学園―広島新庄】先発した智弁学園の小畠。2失点完投で勝利をたぐり寄せた=甲子園(岩川晋也撮影)
【智弁学園―広島新庄】先発した智弁学園の小畠。2失点完投で勝利をたぐり寄せた=甲子園(岩川晋也撮影)

 選抜高校野球大会第8日の27日、智弁学園(奈良)は広島新庄を5-2で下し、準々決勝に進出した。

 智弁学園のエースナンバーこそ左腕の西村に譲っているが、背番号10の小畠(おばた)が右のエースの力を示した。

 最速140キロ台中盤のストレートが持ち味で、自らを「三振を取るタイプ」としているが、この日はスタイルを変えた。一回の立ち上がり、自慢の真っすぐを投げ込み奪三振を狙うも、広島新庄の打者はファウルを打つなどして対応。「新庄の打者は三振しない。割り切らないと」と感じ、捕手の植垣と話し合い、球が動くツーシームを組み立ての軸にすることにした。

 低めに集めたツーシームで「意図して内野ゴロを打たせた」。四回無死、二塁手のエラーで出た走者を一塁に置き、4番の花田を二ゴロ併殺打に打ち取るなど、27個のアウトのうち18個を内野ゴロで取り、1奪三振、2失点で完投した。

 1回戦の大阪桐蔭戦は同学年のライバル西村が先発し、自身は九回に救援。2回戦の先発は大会開幕の1週間ほど前に伝えられた。優勝を目指す上では2回戦以降の4試合が過密日程になり、「1週間で500球以内」の投球数制限をにらんだ起用だが、小坂監督は「まさか完投してくれるとは。しっかり準備してくれた」とうなずく。

 1年夏の甲子園大会では初戦の八戸学院光星(青森)戦の先発を任されたが、三回途中4失点で降板し、チームは敗れた。「あのときの3年生の悔しさをぶつけてやろうと練習してきた」。1年半前の夏から成長した姿を同じマウンドで見せつけた。(鮫島敬三)

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