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【鬼筆のスポ魂】来日していない外国人がグラウンドに立つ意味 植村徹也

 わずか47人の「外国人選手団」を無事に入国させ、グラウンドでプレーさせることができないのであれば、東京五輪・パラリンピックで入国するであろう海外の選手や、大会関係者を受け入れることに重大な懸念が浮上、いや反対の声すら高まるからだ。

 プロ野球界は外国人選手の入国後2週間の待機期間について、防疫処置を含めてさまざまな議論を行った。8日には、巨人・原辰徳監督から全外国人を東京ドームに隣接するホテルに集める「12球団合同練習案」も披露された。最終的には、それぞれの球団が責任をもって外国人選手の行動を管理し、防疫処置に最善を尽くすことになった。ポジションによって、1軍の戦列に加わる時期は異なるだろうが、先発投手なら2軍戦で2~3度の登板を経て、イニング数を増やしていくので、1軍の先発マウンドに立つのは、5月中旬から6月初旬。打者ならもっと早い時期に1軍でお披露目となる。

 東京五輪・パラリンピックでの外国人選手は約1万5千人と推計される。入国前後のPCR検査はもちろん、来日後も行動範囲の限定や公共交通機関を利用しないことなど、必要な防疫処置を行う。一方で、プロ野球のような2週間の隔離期間は免除する特例措置を適用する方針だ。しかし、新たに来日したプロ野球やJリーグの外国人選手、監督らが原因でクラスター(感染者集団)が発生するなどすれば、五輪・パラリンピックへの視線は、より一層厳しいものになるだろう。

 東京五輪・パラリンピックは、政府、東京都、大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック(IPC)の5者による代表者協議で、海外在住の一般観客の受け入れを断念している。選手や関係者は受け入れる…という根本的に姿勢を覆すことが、あってはならない。来日していない外国人選手たちは無事に、日本のグラウンドに立たなければならないのだ。(特別記者)

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