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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】開幕投手「藤浪」抜擢は打倒巨人の逆算ローテ

 「俺らが優勝するというところを含めて、総合的に俺が考えた結果」

 実は藤浪開幕のインパクトの陰に隠れていますが、矢野監督はこちらの方が実は強いメッセージ性のある人事を進めています。それが「エースは勇輝だから」という西勇を開幕カードのヤクルト3連戦(神宮)からも外し、第2カードの広島3連戦(マツダ)に回したことです。さらに秋山も開幕カードから外して広島3連戦に出撃態勢です。

 2人の右腕は昨季、ともに11勝(西勇が11勝5敗で秋山は11勝3敗)をマークしています。前年実績で開幕ローテーションを決めるのが常套(じょうとう)手段とすれば、11勝右腕を2人とも開幕カードから外すのは英断?冒険?大ばくち?

 しかし、3月30日の火曜日の広島戦に秋山、31日の広島戦に西勇の先発となれば、2人が中6日で向かう先は4月6、7日の巨人戦先発です。本拠地・甲子園球場での今季初の伝統の一戦に右腕2枚が投入できる。さらに中6日で先発していけば、4月20日からの巨人3連戦(東京ドーム)にも秋山、西勇は先発でしょう。

 ここに矢野監督の明確な意思を感じます。「優勝するために総合的に…」とは昨季、8勝16敗と大敗した巨人を倒すための戦略なのでしょう。巨人にさえ五分以上で戦えば16年ぶりのリーグ優勝が見えてくる。開幕からの2回りの対決でまずは巨人に勝ち越す。そのために信頼性の高い秋山&西勇を巨人にぶつけるのでしょう。春季キャンプで復調の兆しを見せていたとはいえ、まだ太鼓判は押せない藤浪をそれでも開幕に抜擢した大きな理由のひとつは、この「巨倒・逆算ローテ」にあると見ますね。

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