特大の143メートル弾放った大谷「いい軌道」
特大の一発だった。五回無死二塁、エンゼルスの大谷が高めの球を豪快に振り抜くと、打球は10メートル近いバックスクリーンを越える。球団の計測によると飛距離は約143メートルで、ベンチでは信じられないとばかりに両手で頭を抱える同僚の姿も見られた。
メジャー出場がない22歳の右腕に対し、フルカウントから快音を響かせた。メジャーでの過去3年間、オープン戦は長打すらなく「スイングも良かった。見送ってる感じも見え方も良かった」と全てに納得の打席だ。
飛距離は「風もあったので、距離がどうのこうのは分からない」と淡々。一方で理想的な角度がついたことには「いい軌道で捉えられているということ。結果的に本塁打になる確率が高い」と手応えを口にした。(共同)