選抜大会中にもPCR検査を実施 選手は最大2度

日本高野連は3日、第93回選抜高校野球大会(19日開幕、甲子園)の運営委員会をオンラインで開催し、新型コロナウイルス対策として、チームや大会関係者約1千人を対象に実施するPCR検査を、開幕前だけでなく、大会中にも実施することなどを決めた。チームは最大2回の検査を受けることになる。
チーム関係者への検査は責任教師、監督、ノッカー、記録員各1人、選手18人、補助員5人の1チーム27人の計864人が対象。大会前に検体を送付して検査を受け、1回戦で勝った16チームはその翌日(第6日第1試合のみ当日)にも検査を受ける。大会関係者216人は大会前のみ。
検査で感染が判明した場合は主催者が設置する緊急対策本部で当該校の参加可否を決定。集団感染か個別の事案かを最重要視する。
簡素化して実施する開会式については第1日に出場する6校が参加し、外野に整列して内野に向かって行進。残りの26校は球場の大型スクリーンで行進する動画が放映される。観客数の上限については、地元の兵庫県が示す人数制限などの指針を待って決定される。