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パラ競泳エース・木村敬一「特別な舞台、成長の証しを」 東京大会まで半年

 《東京大会の成功に向け、政府や大会組織委員会による準備が進む。一方、反発の声も大きい》

 「開催するための努力は、してもいいんじゃないか。その努力は、自分たちの社会を取り戻す努力につながる。ウイルスを封じ込めていく努力と、ほぼイコールだと思う。何が何でも開催するという主張は、世間に『多少の犠牲を払ってもいい』と聞こえるのかもしれないが、決してそうじゃない。『どんな犠牲も出さないようにして開催するんだ』という努力、僕らがやろうとする努力は、社会を良い方向へ向けていく努力であるはずなんです」

 《リオ大会では、金メダルを確実視されながら頂点を逃した。4度目となる東京大会へ向けた道のりでは、米国留学など変化を恐れずに動き、その発言にも世界観、人生観が投影されるようになっている》

 「勝利への執着心は変わっていないが、米国へ行ったことで自分の世界観は確実に広がっている。スポーツ選手として勝利を追い求めるのは美しいこと。同時に『人生を楽しんでるぞ』という姿勢を前に出すのも大事だと思うようになった。リオに行くまでの時間よりも、東京までの時間の方が楽しい。自分の生まれた国で開かれる五輪・パラは特別な言葉がいらないくらい特別なこと。たくさんの人の応援が直接、胸に届く。僕らにとっては日々の練習で培ったものを発表する舞台、子供の発表会と同じものかもしれない。成長した証しを見てほしい」

 ■きむら・けいいち 1990年9月11日生まれ、滋賀県出身。2歳のとき、先天性疾患で視力を失った。小学4年から水泳を始め、2008年北京パラリンピックに出場。12年ロンドン大会で2個、16年リオデジャネイロ大会で4個のメダルを獲得した。19年のパラ競泳・世界選手権男子100メートルバタフライで優勝し、自身4度目の代表に内定した日本のエース。

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