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全豪OP圧勝で優勝 大坂なおみ、信念を訴え続ける姿再び

テニスの全豪オープン女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を果たし、トロフィーを掲げる大坂なおみ=20日、メルボルン(AP)
テニスの全豪オープン女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を果たし、トロフィーを掲げる大坂なおみ=20日、メルボルン(AP)
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大坂なおみ(日清食品)が20日、テニスの四大大会第1戦となる全豪オープンを圧勝で制し、昨年の全米オープンに続き、四大大会通算4勝目を挙げる快挙を果たした。

 通算4度の四大大会優勝を成し遂げた大坂は、無無類の強さを見せつけた“本業”のコート以外でも、世界から注目を浴び続けた選手だった。

 昨年の全米オープンの入場の際、米国の白人警官による黒人暴行死事件などの被害者の名前の入ったマスクを着用し、世界中の視線を人種差別問題に向けさせた。「伝えたかったのは、疑問に思うということ。みんなで議論を始めてくれたら」。積極的な発信を続けた大坂は、米誌タイムから「世界で最も影響力のある100人」に2年連続で選出された。

 今回の豪州でも、大坂のコメントは再び注目を集める。東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長だった森喜朗氏の女性蔑視と受けとれる発言について会見で、「いいことではないし、その背景を知りたい。情報不足で少し無知な発言だと思う」と回答した。苦言の対象は森氏の発言に“黙認”した周囲の人々にもおよび、「発言が多くの人をどういう気持ちにさせるか(森氏に)伝えるべき」だったと主張した。

 スポーツ選手の枠を超えた大坂の言動は時に反発も買うが、信念をためらいなく発信する姿勢は全くぶれない。「テニスでの目標と同じように、人としてこうなりたいという目標があるから、行動につながっているのかなと感じる。自分の発言が影響があることに気づいていると思う」と話すのはテニス女子日本代表の吉川真司コーチ。一方で「硬派」にとどまらないのが大坂の真骨頂。試合後、姉・まりへの「私信」を中継カメラに書き込む奔放さ、試合中に顔にとまったチョウを丁寧につかんだりする優しさで、今大会でも多くの人々を魅了した。

 発信力の源でもある実力にも、磨きがかかった。全米後の大会をすべて欠場した昨オフ、徹底的に体を鍛え上げ、技術を高めた成果をコートで存分に披露した。「筋肉量が増えて安定感が増した。サーブのスピードも上がり、プレーの質が変わっている」。そう舌を巻く日本テニス協会の土橋登志久強化本部長は、残る四大大会の全仏とウィンブルドン選手権制覇、東京五輪の金メダルについても「チャンスはある」とみる。

 真の“なおみ時代”到来は、これからだ。

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