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【鬼筆のスポ魂】「オール楽天」で田中の日本復帰が実現 広告価値高く 植村徹也

 オフ期間の練習は仙台市内にある楽天の球団施設で行っていて、球団首脳と直に話のできる環境にいた。そこでの会話が漏れ伝わったところでは、当初の楽天側の年俸提示額は1年5億円前後。田中は年俸の最低ラインを「8億円以上」としていて、差額は大きかったようだ。

 ところが、楽天復帰が決定後に流れ出た情報では、巨人残留を決定した菅野智之投手(31)の8億円を超える年俸9億円だという。つまり、楽天は当初の提示額からなんと4億円を上積みし、田中との契約をまとめたことになる。ある球界首脳は一連の交渉の中身を分析してみせた。

 「つまり基本年俸は8億円でも、後の金額は球団の財布からは出ていない…ということでしょう。伝え聞いた話だと、楽天側はモバイルとか本社関連のCMに田中をバンバン登場させたいらしい。本社の宣伝広告費が寄せられ、さらに出来高契約も含めて9億円を“作った”のでしょう」

 つまり田中と球団との統一契約書の金額は“菅野超え”をしていない…可能性があるという。田中復帰が球団だけではなく本社事業に好影響を及ぼすと考えた三木谷浩史オーナー(55)が即断。“オール楽天”で金額を捻出したとみている。つまり、本社と球団が一体となった「パッケージ契約」だろう…というわけだ。

 田中がポスティングシステムを行使する際、三木谷オーナーはシーズン24連勝を果たした絶対エースの流失に難色を示したという。それを説き伏せたのは星野仙一監督だった。「ワシは言うたんや。オーナーは本社では社員に『世界に通用するグローバルな人間になれ』と言うてる。田中に対して世界に飛び出すことを反対するのは矛盾しているやないか!と」。あれから8年の歳月が流れ、闘将はもう天国に旅立ってしまった。マー君は万感の思いで杜の都のマウンドに帰ってくる。(特別記者)

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