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大栄翔、薄氷の10勝目「最後まで諦めなくてよかった」 大相撲初場所

【大相撲一月場所(初場所)12日目】●明生(つきおとし)大栄翔○ 大栄翔(左)は土俵際で粘り2敗を守った=両国国技館(尾崎修二撮影)
【大相撲一月場所(初場所)12日目】●明生(つきおとし)大栄翔○ 大栄翔(左)は土俵際で粘り2敗を守った=両国国技館(尾崎修二撮影)

 大相撲初場所12日目は21日、両国国技館で行われ、大栄翔は明生を突き落としで破った。

 どんな形であれ、白星をもぎ取ったことに大きな意味がある。土俵際の逆転で10勝目を挙げた大栄翔は「ギリギリだった。最後まで諦めなくてよかった」と胸をなで下ろした。

 相手はすでに勝ち越している好調の明生。大栄翔は両腕を目いっぱい伸ばして押し込み、優位に相撲を進めた。しかし、明生にいなされ、横につかれると形勢逆転。寄られて足が俵に乗ってから必死に耐えた。最後は俵の上を歩くように左に回り込み、左からの突き落としで辛くも勝利した。

 前日までは好内容の相撲が続いていた。初日から7日連続で三役を倒し、中盤以降に喫した2敗も攻勢をかけていた。土俵下で見守った高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「大栄翔は本当に動きが良い。成績が良い時はこういう(土俵際で逆転する)相撲もあるのでしょう」と指摘した。

 埼玉県出身初の優勝も現実味を帯びてきた。これまで優勝力士を輩出していないのは京都や宮城など12府県あり、埼玉もその一つ。地元の朝霞市は連日公式ツイッターで「プッシュだプッシュだ大栄翔!」と応援する。「ありがたい。そういう期待に応えられるようにしたい」。故郷の心強い後押しを力に変えている。

 残りは3日。2敗で並ぶ正代と一騎打ちの様相を呈してきた。役力士との対戦を残す正代に対し、大栄翔は下位との闘いが続く有利な状況にある。「(優勝を)考えても硬くなる。1日1番という気持ちを忘れずにやっていく」。今場所の主役は最後まで譲らない。(浜田慎太郎)

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