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天理大、悲願の初V 鋭い出足で早大圧倒 大学ラグビー

【第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝 天理大対早稲田大】後半 トライを決める天理大のアシペリ・モアラ=国立競技場(山田俊介撮影)
【第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 決勝 天理大対早稲田大】後半 トライを決める天理大のアシペリ・モアラ=国立競技場(山田俊介撮影)

 ラグビーの全国大学選手権決勝が11日行われ、天理大が早大を破った。

 後半32分、天理大のベンチメンバー6人が、スタンドで黒い小旗を振る控え部員にガッツポーズしながらピッチへと駆け出した。3分後には残る臼井と藤田も出場。23人全員が芝を踏みしめた国立にノーサイドの笛が響くと、4年の臼井が万感の思いを込めてボールを外にけり出した。計8トライで決勝の史上最多得点となる55点を奪い、前回の準決勝で大敗した早大に雪辱。「卒業生たちの悔しい思いを学生たちが晴らしてくれた」。3度目の決勝でつかんだ悲願の日本一に小松監督は感慨深げだった。

 明大を圧倒した準決勝に続き、鍛え上げた出足鋭い防御で早大の前進を止めて反撃につなげた。CTB市川が開始3分に決めた先制トライは、ロックのモアラのボール奪取から生まれた。「FWが前で体を当ててくれ、スペースが空いた。FWのおかげで自分の強みを出せた」と話す市川は計4トライの大活躍。好パスでトライを次々と演出したCTBフィフィタの突破力や、後半開始早々のSH藤原のトライにつなげたスクラムの奮闘など、あらゆる部分で天理大の強さが光った。

 関西勢の優勝は36大会ぶり。長く遠ざかった要因として大舞台での経験不足を挙げた小松監督は「今年の学生は崩れない力を持っていた」。2大会前も決勝に進むなど場数を踏んだチームは、シーズン前のクラスター(感染者集団)発生も乗り越え、例年にはない胆力が備わっていた。「関西の(他校の)ラグビー選手にも勇気を与えられたかな」。フランカー松岡主将は誇らしげに語った。(奥村信哉)

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