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綱とり貴景勝、初日黒星 迫力なく土俵割る

【大相撲一月場所(初場所)初日】●貴景勝(おしだし)御嶽海○ 貴景勝(左)は黒星スタート=両国国技館(尾崎修二撮影)
【大相撲一月場所(初場所)初日】●貴景勝(おしだし)御嶽海○ 貴景勝(左)は黒星スタート=両国国技館(尾崎修二撮影)

 大相撲初場所初日は10日、両国国技館で行われ、綱とりを目指す大関貴景勝は御嶽海に押し出され、痛い黒星スタートとなった。

 横綱昇進を狙う大関からは、最後まで迫力が感じられなかった。貴景勝は立ち合いで御嶽海に押し込まれた。相手の引きに乗じて前に出た後の攻めも鋭さを欠き、最後はあっけなく押し出された。「理由があって負けている。修正しないといけない。勝たなきゃ意味がない」。悔しさをにじませた。

 取組直後、場内は貴景勝へのため息と、御嶽海への拍手が交ざりあった。重圧はなかったと大関が強調した初の「綱とり」は、暗礁に乗り上げた。

 審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は「高いレベルでの優勝」を横綱昇進の条件に挙げている。優勝の先場所は大関以上の上位陣が軒並み不在だった。今場所も白鵬、鶴竜の両横綱が休場した。優勝だけでなく、内容も求められている中での敗戦は痛い。

 この日の相撲を土俵下で見届けた伊勢ケ浜部長は、貴景勝について「突っ張りの回転が少ない」と指摘。昇進については「初日ですから」と話すにとどめた。

 昭和以降、初日黒星から挽回しての横綱昇進は6例ある。直近では昭和56年名古屋場所の千代の富士で、14連勝して逆転優勝を飾った。貴景勝はその再現を狙うことになる。

 新型コロナウイルス感染の影響もあり、十両以上の関取16人が休場する異例の場所。取り巻く環境だけでなく、土俵上でも風雲急を告げる幕開けとなった。

(浜田慎太郎)

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