PR

スポーツ スポーツ

35歳明瀬山 再入幕飾る 「全敗がなくなったので気楽に」

【大相撲一月場所(初場所)初日】○明瀬山(左)(よりきり)琴ノ若● =両国国技館(尾崎修二撮影)
【大相撲一月場所(初場所)初日】○明瀬山(左)(よりきり)琴ノ若● =両国国技館(尾崎修二撮影)

 大相撲初場所は10日、両国国技館で初日を迎え、再入幕の明瀬山は琴ノ若を寄り切った。

 35歳の再入幕力士が幸先良い白星をつかんだ。約5年ぶりとなる幕内の土俵で明瀬山が23歳の琴ノ若を破った。インタビュールームでは笑いっぱなしで「とてもうれしい。何も考えず、がむしゃらにいった」と、声を弾ませた。

 年齢が一回り違う若手相手に、元気の良い相撲を取った。小刻みに突いて間合いを取り、前に出て体を密着させた。いったん離れた後は、伸ばした右手で前まわしを取り有利な体勢に持ち込んだ。じわじわと前に出て寄り切り、30秒以上の熱戦を制した。

 182センチ、183キロの大きな体。がっちりした筋肉質の下半身を誇り、簡単に土俵を割らない。一方で上半身は柔らかく、相手の突き押しを吸収し、いなす。長い時間をかけ、じっくり勝負できる力がある。

 平成28年春場所で1度だけ幕内を経験した。4勝11敗と負け越した後は、十両と幕下を行き来した。「『まだやれる』と自分に言い聞かせて、腐らずに師匠の言うことを聞いて頑張ってきた」と振り返る。

 母校の埼玉栄高は角界で一大勢力を築いている。大関貴景勝をはじめ幕内だけで8人。この日戦った琴ノ若も後輩で、明瀬山は最年長になる。気さくで穏やかな性格が慕われ、みんなの“兄貴”になっている。

 今場所、幕内で初の勝ち越しを目指している。「これで全敗がなくなったので、気楽にいきます」。ベテランらしく、2日目以降へ余裕たっぷりだった。

(浜田慎太郎)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ